2025年「真動」

19年目のテーマ漢字づくり
この変化をあらためて見つめてみると、自分のその年々の心持ちが垣間見られて面白い。
まるで十牛図の絵を辿っているかのようにも思えてくる。

ちなみに、ここ18年の漢字はこんな感じ
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2024年「深見」:様々な変容の前にあらためて自分を深く見つめる(生きる世界がシフトしはじめる)
2023年「愛」 :日常のにある愛おしさをより自覚する(これまでの夢が日常になっていることにも氣づく)
2022年「源繋」”遊働旅生”を体現できるようになってきた(全国でVWDワークショップ開催)
2021年「湧遊」:自分でコミュニティと講座をひらく(神さまの内省ダイアローグ&場づくり講座)
2020年「変観」:なんとなく続いていたものが瞬間で変わり得ることを感じる(ミラク出版始動)
2019年「航界」:起業以来の事業がいくつか終わる(価値観と行動がシフトしはじめる)
2018年「場創」:Visionary Work Garage本格スタート(場づくりの面白さに目覚める)
2017年「自流」:台湾でワークショップ開催(海外でもやりたい気持ちが強くなる)
2016年「玉響」:Dream libraryプロジェクトスタート(カンボジアとの縁が深くなる)
2015年「照」 :新たな気づきと学びにたくさん出会う(学びの質が大きく変わった年)
2014年「連環」:自分未来編集を出版(はじめて本を世に出す)
2013年「越」 :独立起業(人生の転換点)
2012年「解放」:ワークショップデザイナーになる(今の事業づくりの礎をつくる)
2011年「成果」:完全自分起案で社内で新規事業を提案する(ワクワク感を思い出す)
2010年「自変」:キャリアカウンセラーになる(自分のビジョナリーワークの種を蒔く)
2009年「創出」:人生が変わる問いと出会う(人生が変わる起点の1つ)
2008年「挑戦」:新業態・新デザイン店舗づくりで超ハードワーク
2007年「起点」:当時携わっていた店舗事業の方向性が大きく変わる
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PEST(政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology))の視点から見ても、また個人的な体験という視点でも、2024は大きな変容を目の当たりにすることが多かったなと感じている。そしてそれがまだ変容の序章に過ぎないような予感も。

奇しくも「風の時代」と呼ばれるようなシフトがまさに次々と現れているような体感。

さて、そんな中で2025年にどんな漢字をテーマとして置いてみようかと思いながら、ついさっきふと浮かんだ言葉。それは「真動(しんどう)」という言葉だ。

様々なシフトが自分の周りにダイナミックに起きてくる。それが”情報”として次々と自分の前に現れると、人は時に大きな不安に襲われたり、必死にそのシフトの波に乗ろうとしたりという感覚が生まれやすくなると私は感じてる

シフトすること自体、わたしはとても「よきこと」として捉えている。でもそのシフトが”情報”という外圧からなされてしまうと、個人も集団も社会も、いとも簡単に翻弄されて本来もっと「生きやすく」なるはずのシフトの波が、「生きにくさ」を加速させる大波に変貌してしまうのではないか。

そして、それはもうすでに多くの人が経験しているはずだ。マスメディアの偏向情報は言うに及ばず、それを利用する存在、コロナ時の右往左往、生成AIの加速度的な社会実装に伴う様々な変容の波etc.

そんな中でとても大切なこと、それは”情報”ではなく”体験”。そこから自分なりに何が本当に大切かを感じる感性であり、様々な囚われを手放して、自身の内からエネルギーが湧いてくるようなそんな感覚に従って動くことなんじゃないか。それが「真動」という言葉。

自分の真ん中から動く。そしてそのエネルギーの振動を自らが発振してゆく。それが結果的に自分の半径5mから、本当に体現したいという世界につながってゆく。

動いてみて、違和感が生まれたら軽やかに手放して、そうやって動き続けてゆく。まさに真動しつづける。2025年はそんな1年になるんじゃないか。それが今の予感であり、今年のテーマなのかなという感じがしている。

おそらく2025も「場づくり」というキーワードでの活動がきっとメインにはなってくると思う。私自身「場づくり」ということテーマに活動しながら思うのは、場づくりという切り口を通してこの世界の真理に触れてゆくことをしているのだなってこと。

「場」とはそこに関わるもの同士が相互に作用しあう空間と時間であり、スピリチュアルとサイエンス、ロジックとアート、古今東西のあらゆる叡智、理論、哲学、方法、そういったものがすべてそこに作用しているものなんだと、探究すればするほど思う。

そしてすべての人が必ずなんらかの「場」に関わっていて、その人生の充実に影響を与えてもいる。関わりの中で可能性が開きもすれば閉じもする

そんな「場」をいい感じにしていくことが出来れば、それは可能性をひらいてくれる。きっと人間のみならず、あらゆる命がいい感じで共生している可能性をひらいてくれる。


自分のギフトを知って活かしきること
それが持続的に何かや誰かの役に立つこと
そのギフトで自分が感じる美しさを創り出してゆくこと
互いのギフトを持ち寄ることで創造できる可能性を共有していくこと
違いを批判・否定せず、違うレゴのパーツを組み合わせるように可能性を想像してみること
共有し想像したら試しにやってみること
ためしにつくってみて、感じてみて、頭で考えて、多くの人とわかちあってひろげてゆくこと
変わることを怖れず、不確実さを面白がってみること

生き方も、はたらき方も、暮らし方も、組織のあり方とやり方も、社会も、そんな感覚にどんどんシフトしてゆく。中央集権的に情報で扇動するのではなく、自律分散的にやっていることが面白いから広がりつながってゆく。

話は拡がったけどww まずは自分が「真動」することから、楽しんでみようと思う。